2026年01月30日
【市職員のジェンダー意識に危機感】(2026年1月30日第3回男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会)
1月30日、第3回「男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会」が開催されました。
今回は、令和7年度男女共同参画と多様な性についてのアンケート調査(速報値)の結果報告があるため、傍聴に行ってきました。
市民・市職員・企業に対してのそれぞれの調査で、ジェンダー平等推進政策の基礎情報として大変重要なものです。
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■市職員のジェンダー意識に危機感。「理解の低さ」、本当に大丈夫・・・?
今回の調査結果の速報で、私が最も大きな衝撃と危機感を覚えたのは、ジェンダー平等や多様な性に関する基本的な用語・制度について、市職員の理解度が、驚くほど低いという点です。「ジェンダー」という言葉自体は認知が進んでいるものの、具体的な課題や制度に踏み込むと、現場の職員の理解が追いついていない実態が数字に表れています。今回は速報値ですが、あまりに衝撃的だったので、少し取り上げてみたいと思います。
たとえば・・・
・「SOGI(ソジ)」への無関心
性的指向や性自認を指す「SOGI」について、内容を含めて知っている職員はわずか9.5%にとどまります。
一方で「聞いたこともない、内容も知らない」と回答した職員は70.0%に達しており、多様な性の尊重を掲げる組織として非常に厳しい数字です 。
調査対象が市職員正規職員から無作為抽出で600人なので、幹部も若い人も、技術職も福祉職も、様々含まれますから、どういう職員がどういう理解度なのかは、今後速報値ではなく正式な報告書にまとめ上げる中で、課としても把握して、人事担当課に伝えてくれることとは思いますが、なかなかに厳しい数字です。
・「ジェンダー・ギャップ指数」の形骸化
日本のジェンダー平等の遅れを象徴し、ニュースでも頻繁に取り上げられる「ジェンダー・ギャップ指数」について、「内容も含めて知っている」職員は22.4%にすぎません 。政策を執行する側として、この指標への理解不足は致命的です。
・ハラスメント知識の欠如(アウティング)
本人の了承なく性的指向や性自認を暴露する「アウティング」。重大な人権侵害ですが、これを知っている職員は37.4%。
逆に、44.1%が「聞いたこともない、内容も知らない」と答えています 。
市民向けの窓口に立つ職員が、何がハラスメントに該当し、どのような配慮が必要なのかを正しく理解できていない現状は、市が掲げる「多様な性の尊重」が、まだ現場の隅々まで届いていない証拠です。
このほか、アンケート結果市民編、企業編にも様々な注目ポイントはありますが、年度末までにまとまる予定の正式な報告書を待ちたいと思います。
■資料がまだネットに上がっていないので、傍聴者配布資料をスキャンしたものをひとまずご紹介します。加藤ゆうすけのメモ書きが入っていますが、ご愛嬌ということで…。
・260130_1-1_令7第3回男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会資料
https://drive.google.com/file/d/117t9oYN6S56eSv6AG6oMaLhpkRyz9sXv/view?usp=drive_link
・260130_1-2_令7第3回男女共参審_アンケ速報1市民
https://drive.google.com/file/d/1cscvIvtrVIhnzXjQCVhfhiSNjAeeO59S/view?usp=drive_link
・260130_1-3_令7第3回男女共参審_アンケ速報2市職員
https://drive.google.com/file/d/1IOpazidB-EQxDgJjuGuUub12Ez-lbizk/view?usp=drive_link
・260130_1-4_令7第3回男女共参審_アンケ速報3事業所
https://drive.google.com/file/d/1mvwhuHfzg_nnBuPmxeDLE_VRdaiYDV-7/view?usp=drive_link