2026年06月30日
【私が「常設の若者会議」にこだわる理由】(2026年6月19日第13回未来を担う若者支援検討協議会)
6月定例議会の報告です。
6月19日、第13回「未来を担う若者支援検討協議会」が開催されました。
前回の会議で、「政策条例」実現への道が途絶え、「政策提言」となることが決定したところまで報告申し上げました(申し訳ない限りです)。
ただ、くよくよしてもいられませんので、これを受け、今回の会議では、4月の広報広聴会(意見交換会)で若者の皆さんからいただいた意見を踏まえつつ、これまでのたたき台を「提言書」にふさわしい形へとブラッシュアップする作業を行いました。
(そもそも、【提言書】をつくるのか?【提言】まででいいのではないか?というところから、議論しました)
1.提言としての書きぶりの統一と「前文」の提案
これまでのたたき台は、「〜と考える」「〜という事例がある」といった単なる感想の表明や状況説明に近い文末になっていた部分がありました。
しかし、執行機関=市長に具体的なアクションを求める提言である以上、「〜されたい」「〜すべきである」といった、議会の意思である旨が明確な書きぶりに変更すべきだと私から主張しました。
また、個別の項目をただ並べるだけでは、市議会として若者政策にどう向き合うのかという根本的な姿勢が執行部に全く伝わりません。
そこで、憲法の前文のような、議会としての基本理念や意思を示す前文を提言書に設けるべきだと私から提案し、他の委員からも賛同を得ることができました。
次回(7月14日13:30から)は、各委員から提出される前文の案に基づき、その内容を議論する予定です。
2.なぜ常設の若者会議が必要なのか?(私が強く求めた理由)
今回も、「2 若者の声を聴く、若者の声を反映する」の項目における「若者の意見を聴取する会議体を設置する」という部分について議論が交わされました。
(議論、というよりも、私が一人で一生懸命皆さんに若者政策における若者の意見表明機会の必要性を説得する構図ですが…)
一部の委員は、「若者議会など、常設の会議体を作ることが目的化して形骸化する懸念がある」「常設にこだわらず、テーマに応じてワークショップやシンポジウムなどで柔軟に意見を聞けばいい」といった意見を、従前と変わらず強くご主張されていました。
ワークショップなどで、若者の意見表明の外延を広げること自体は私も大賛成です。
しかし、「常設の会議体を制度として埋め込むこと」を提言から外すことには私は強く反対しています。
★① 「大人が必要性を判断する構造」を変えるため
現在、「どの政策について若者の意見を聞くか」「意見を聞く必要があるかないか」を判断しているのは、すべて「大人側(行政側)」です。
この非対称な権力構造を変え、「子ども・若者に関わることなのだから、若者側が自らその必要性を判断し、意見を言える仕組み」を制度の中に装置として埋め込む必要があります。
★② 知らないことには意見が言えないから
未成年者を含む若者は、学びながら成長していく過程にあります。
いくら意思のある若者であっても、市政の課題や制度について最初から知っているわけではありません。
制度の中に「常設の席」が積極的に用意されていなければ、若者は何について意見を言っていいのかすら知る機会を得られません。
★③ 時の政権や議会に左右されない「権利の保障」
大人が意見を聞きたい時だけ聞く、つまみ食いするのではなく、時の市長や市議会のメンバーの意向に左右されずに、「必ず若者の意見を通過しなければならない(常設で席が用意されている)」という仕組みを作ることこそが、本当の意味での若者の社会参画の保障につながります。
これは、現在の有権者や議員の意思を超えて、まだ生まれていない将来にわたる若者の権利も保障するものなので、私は一番重要だと思っています。
■今後の展望
若者会議の設置については、本日の議論ではまとまらず、次回以降に再協議することとなりました。
「政策提言」という形にはなりましたが、行政の都合の良い「アリバイ作り」の意見聴取で終わらせず、若者に実質的な影響力を担保する仕組みを作れるよう、引き続き妥協せずに主張を続けてまいります。