26.11.03 Tue
【「学識経験者聴取」、それでいいのか】(2026年9月29日第16回未来を担う若者支援検討協議会その2)
9月29日第16回未来を担う若者支援検討協議会の報告ブログその1の末尾で「もう一つ重要な報告があります」とお伝えしていた件についてのブログです。9月29日の回では、「学識経験者からの意見聴取」の進め方を巡り、正副委員長(および事務局)の手続きと対応に対して、加藤ゆうすけから強い抗議を行う事態となりました。あまり強い言葉を使いたくはなかったのですが、なぜ私がここまで強く抗議したのか、これまでの会議の経緯と当日の議論のやり取りを交えて報告したいと思います。なお、その結果がどうなったのかは、明日11月4日10:00から行う第17回未来を担う若者支援検討協議会をぜひ現地傍聴いただければ幸いです。■1. 事の始まり:これまでの協議決定(7月14日・8月20日) まず、背景となるこれまでの経緯です。●第14回(7月14日) 提言書の完成に向けて、専門的知見からアドバイスをいただく「学識経験者からの意見聴取」を行うことになり、本石篤志委員長(公明党)・大貫次郎副委員長(自由民主党)からは、4月の意見交換会で講評を務めた関東学院大学の牧瀬稔教授お一人をお招くする案が提示されました。 しかし、私は、①牧瀬教授のご専門が「行政学」であり、若者政策や当事者参画そのものの専門家ではないこと、また、②本市と政策連携協定を結んでいる大学の教授でもあるため、提言に対して客観的・中立的な第三者視点からチェックをしていただきたいのであれば他の方にお願いすべきであること という2点から、7月14日の第14回会議において、以下の提案を行いました。「これまで、本市議会では(こども若者政策を専門とする)末富先生、両角先生をお招きしてお話を聞いてるわけですから、そういった方にお願いを申し上げて、ちょっと来ていただけませんか、 あるいは日程が難しいのであれば、政策提言素案を送付してコメントいただけませんかという形で、何人かの先生にレビューいただく方法でも、第三者性、客観性は担保できると思います」この提案を受け、第14回会議において「相手もある話なので、スケジュールを調整し、金額面も含め、先ほど名前が挙がった末富先生・両角先生に伺い、折り合いがつけば、学識経験者からの意見聴取を行う」という方針を協議会全員の合意として決定しました。●第15回(8月20日)さらに、8月20日の第15回会議の終盤でも、私は念のため進捗を確認しました。▽加藤ゆうすけ:「末富先生、両角先生、牧瀬先生にはもう連絡を取られているのでしょうか?」●議会局:「お三方ともに連絡は取れていない状況です」▽加藤ゆうすけ:「お三方ともお忙しいと思うので、ファーストコンタクトを早めに取られた方がいい。ぜひ進めてください」このように、7月で全員で合意し、8月にも改めて念押しを行っていました。■2. 第16回での委員長の釈明 ところが、9月29日の第16回会議で配布された資料(資料7)に記載されていた対象者は、7月・8月の決定について言及はなく、再び「牧瀬稔 教授 お一人」のみとなっていたのです。参考:08-(資料7)学識経験者及び市民からの意見聴取について(案)https://drive.google.com/file/d/1y8XrabRqRMwi-8oZ9phJpBoydk8UetZW/view?usp=sharing 本石委員長(公明党)からは以下のような釈明がなされました。★本石委員長(公明党):「議員研修会で末富先生にお越しいただいた際のお支払額は4万円だったらしいのですが、今回のこの学識経験者からの意見聴取というのが、費用弁償(謝礼)が4,000円プラス交通費で、講演会等の10分の1の額なのです。私の方から牧瀬先生に勝手に連絡して『いいですよ』と言われたら、その後に末富先生や両角先生にお声がけできなくなってしまう。費用の面や順番について委員の皆さんに聞いていなかったので声がけができず、現在に至ってしまった」しかし、これは理由になりませんよね。お三方のスケジュールや受諾の可能性を確認するための打診すら一切行わず、私が会議の席上発言して確認もしたにもかかわらず、2ヶ月間放置した挙句、「牧瀬教授のみ」という案に戻して正副委員長案の会議の資料として提出してきたら、それは私は強い言葉で抗議せざるを得ません。■3. 加藤ゆうすけからの強い抗議 この手続きに対し、私は会議の場で以下のように強く抗議しました。▽加藤ゆうすけの発言(※正式な会議録がないので、あくまでも当日の自分の発言の大意の要約です)「今の説明だと全く納得できません。7月の会議で『相手のある話だから、スケジュールや費用面も含めて名前の挙がった3人に聞いて折り合いをつける』と委員長がまとめて全員で合意したはずです。さらに8月20日にも私が確認して記録にも残っているのに、何一つアクションを起こさず放っておいて、今になって『牧瀬先生一人にします』というのは、合意した手続きとして完全におかしいです」「7月からの貴重な2ヶ月間という時間を完全に無駄にしてしまったことについて、委員長にはっきり苦言を申し上げます」「牧瀬先生が良い悪い以前の問題です。牧瀬先生は行政学がご専門であり、若者政策に関する著書や論文があるわけではありません。一方、末富先生は子ども政策・財政の専門家、両角先生は若者参画のど真ん中の専門家です。本石委員長は、客観的・中立的な第三者視点を取り入れるために専門家に意見を聴くと言っていたはずなのに、なぜ専門外で身内とも言える牧瀬先生お一人に絞るのか。選ぶ上での説明になっていません」議論の最中、本石委員長からは、「事前打診を行わずに現在に至ってしまったことについて、お詫びを申し上げたい」とのお言葉がありました。■4. 議論の結末と今後の決定 最終的に、当初の決定通り「お三方全員に日程調整の打診を行う」という本来のプロセスに引き戻すことができました。 具体的には、本会議終了後の12月18日(午前)、21日(午前・午後)、22日(午前)の3日間を協議会としての候補日とし、牧瀬先生、両角先生、末富先生のお三方全員に正式に打診を行い、お越しいただける先生方から専門的な意見を頂戴することで全委員の合意を再形成しました。 政策提言の文言を精査することも重要ですが、それを決定していく議会の手続きが不透明であったり、形ばかりのお墨付きを得るために専門家をお招きしようとする姿勢が少しでも見えてしまうようなことがあるならば、市民や若者の信頼を得ることはできません。(付け加えれば、牧瀬先生をはじめ、専門家に対しても大変失礼です) 条例化が実現できなかったからこそ、この政策提言書を真に実効性のあるものにし、若者たちの声に応えるために、妥協せずに、協議会としてより良い議論を積み重ねていきたいと思います。