2026年02月17日
【障害者地域作業所にちゃんと目をむけて】(2026年2月16日 民生常任委員会)
障害者地域作業所、を皆さんご存じでしょうか。
障害をもつかたの働く場、生きがいの場として、1970年代ごろから障害を持つ方のご家族や関係者によってつくられ始め、広がっていった歴史をもつ施設です。
作業所オリジナルの製品をつくって売っているのをご覧いただいたり、お買い求めいただいた経験のあるかたもいらっしゃると思います。
この障害者地域作業所は、成り立ちとして緩やかであり、障害をお持ちの方が、そのかたにあった生活圏をつくり、人間関係を築くうえで、まさにいま神奈川県も言っているような「共に生きる社会」を、そのスローガンがないころから地域で作ってきた取り組みそのものでもあります。
しかし、どうしても、行政の目線から何かを支援しようとしたときに、定義して、分類して、それに対して補助をする仕組みから逃れられない部分があります。
そのため、障害者地域作業所を法的にどのように位置づけるか、という部分については、法制度内の障害福祉サービス事業所に組み込んでいこう、という大きな流れがあります。(最も大きな変化は、2006年の障害者自立支援法の成立のタイミングだったと私は理解しています)
政策を考える際に、無視されない存在になるために、制度の中に確実に組み込んでいくということ自体は、大切なことです。
ただ、障害者地域作業所に通うかたご本人や、その場をつくってきたご家族や関係者が、何を大切にしてその場をつくってきたかということもまた、考慮されなければならないはずです。
そのため、横須賀市内には、昔からの障害者地域作業所も、法制度内の障害福祉サービス事業所に移行したところも、両方あります。
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そうなったときに、
「政策を考える際に、無視されない存在になる」
という部分が、昔ながらの障害者地域作業所で居続けることによって、不利益を被るようなことは避けなければならないはずです。
わざわざこれを書き記しているのは、コロナ禍において実際に「無視されそうになった」と関係者の方からお声をいただいたからです。
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前置きが長くなりました。
そのようなことがあったため、今回の民生常任委員会(民生分科会)では、
今回の補正予算での物価高騰支援に際して、支援先に障害者地域作業所との明記がないが、これも含まれるということを、質疑で改めて確認し、会議録に残しました。
ーー書き起こしーー
▽加藤ゆうすけ委員
説明資料の 1 ページの福祉事業所等に対する物価高騰対策支援事業にかかる補正のところについて伺いたいと思います。 え、こちらの(2)支援額 通所系事業所 障害福祉サービス事業所とありますけれど、こちらは具体的にどういった施設を指すでしょうか。
●介護保険課長
はい、(2)支援額 イ 通所系事業所の中の、えー一つ目の、えー、黒丸、えー介護サービス事業所... ですが、えっとこちら大規模と小規模とありまして。 その件でその下、あ、障害福祉サービス事業所・・・あ、失礼しました。(答弁を障害福祉課長にかわる)
●障害福祉課長
障害福祉サービス事業所としては、例えば生活介護事業所、自立訓練の事業所、就労継続支援B型事業所、放課後等デイサービス事業所などとなっております。
▽加藤ゆうすけ委員
すいません。 もしかしたら私が言い間違えていたかもしれないので、あの、違う課長に答弁させてしまい申し訳ございません。
今の障害福祉サービス事業所のところに含まれる内容について、伺いたくてですね。
その中で、ちょうど一年前の、令和6年度横須賀市一般会計補正予算第9号の時にも、同じような補正として挙げられていたと思うんですけれど、その時にはですね、今回でいうところの2ページの内訳のところに、地域活動支援センター等という形で明記があったんですね。
今回は内訳のところには障害福祉サービス事業所等という形にはなっているので、そのところにおいて地域活動支援センターが含まれるかどうかというのはいかがでしょうか。
●障害福祉課長
今回も地域活動支援センターを含んでおります。
▽加藤ゆうすけ委員
これも、一年前からのところで、本来確認すべきところではあるんですが、障害者地域作業所の取り扱いというのはどうなっているでしょうか。
●障害福祉課長
地域作業所も含んでおります。
▽加藤ゆうすけ委員
それを聞けて安心しました。
やはり障害者地域作業所の取り扱いについては、障害福祉サービス事業所への移行をめぐって、市と作業所それぞれにお考えがある状態というのは続いてると思うんですね。市としては基本的に移行を促していく立場にあると私は捉えてますし、それはそれとして私も受け止めてはいるんですが、やはりコロナ禍で、こうした臨時的な支援の際に、どうしても目配り心配りが行ききらなかったという話も、伺うことが多かったものですから、こうした臨時的な支援の際には、ぜひそういった部分まで、なるべく明記いただいて、障害者地域作業所の方々にも、ご安心いただけるようにと思いますが、いかがでしょうか。
●障害福祉課長
はい、あの、そのようにしたいと思います。